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セルビア、スルプスカ共和国動向(ブログ名変えました)

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Dobry vecer! Tesi me!

はじめまして。改めてこのブログを担当することになったエリシュカ・マジャーコヴァーです。

今までよりも間隔をあけず、内容も濃くまた多角的に分析したものに改善していこうという管理人の思惑です。

ただ、すぐには全て改善というわけにはいきませんので、少しずつ達成していきたいと思っております。何卒よろしくお願いします。


今回はセルビアとボスニア情勢の続きを書いて見たいと思います。

現在セルビアのニコリッチ政権はEUとの関係は表面上良好だとは以前のブログでお書きしました。

ニコリッチの性格上ここはしっかり見ていないといけません、経済・国防においてロシアとの関係を深化させており当面はEUにいい顔をしつつロシアとの関係をより深化させていくものと思われます。

さらに、ここずっとバルカンに手をつけてきている中国がセルビアとモンテネグロを結ぶ横断道路建設に投資を持ちかけるなどSCO主要国への傾斜がはじまっているのかな、と思います。

イランで行われた非同盟諸国会議にも参加していましたね(これはさほど重要でもないのかもですが)

そうした中、セルビアはPfPなど従来の関係は維持しつつもNATO加盟はないと断言しました。

これは今までの経過を見ていればさほど驚くことではないと思います。

そもそもコソヴォがある限りNATOはおろかEU加盟も無理だとは思います。

注視すべきはこの場合のPfPのような友好・協力関係の維持の面ですね。

それに、アルバニアやモンテネグロ、さらにコソヴォのNATO加盟交渉(コソヴォは紛争地を抱えているので近い将来はないと思いますが)の進展如何ではここの問題はさらに複雑になると思われます。


そして、スルプスカ共和国大統領ドディクが危険極まりないことを言っています。

「ボスニア・ヘルツェゴヴィナは国家として存在するのは不可能だ」

ボスニアがスルプスカ共和国とボスニア連邦に分裂してしまうことがもたらす危険については今まで書いてきたとおりです。

ちなみに、ボスニアが今まで深刻な武力衝突も無く存在しえてきたのは、ボスニア内戦時に西側主要国が、往時の英国のようなバランサーとしてボシュニャク・クロアチア連合を後押しし、徹底したバランスオブパワーの原理で内戦終結を行ったことです。

これはボスニアの政体にも徹底されました。

そして、これはセルビア、クロアチア両国のバランスオブパワー形成でもあります。

しかし、クロアチアの国土の形状の特殊性から、スルプスカ共和国の危険な再始動はクロアチアの安全保障にとって非常な脅威とみなされます。


さて、バルカンには関係ない話なのですが、興味深かった話を最後に一つ。

アルメニア、ハンガリーとの国交断絶

アゼルバイジャン:アルメニア軍人殺害被告への自由とファンファーレ

これは何の話かというと、2004年NATOのPfPの一環として行われた英語講座がブダペストで行われたのですが、その際アゼルバイジャンから来た将校が、同じく出席しに来たアルメニア人将校を寝ている間に斧で殺害したというものです。

その後アゼルバイジャンの将校はハンガリー当局に逮捕されたのですが、アゼルバイジャンに身柄を渡したことを抗議してアルメニアが上記の行動に出ました。

ハンガリーがアルメニアから国交断絶されて困ることはなんでしょうか?

ちなみにアゼルバイジャンのほうは、現在計画中のナブッコ・パイプライン(ハンガリーも通る)の起点となりますね。関係あるのかどうかわかりませんが。


それでは、今日はこのへんで。

Dobrou noc! Na Shledanou!
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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

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Re: Serbia's EU Accession

ケン様

コメントありがとうございます。
日本語で返信でよろしいでしょうか? (ただいま極度に疲労しておりまして)

理由は、セルビアがコソヴォを承認しないままの加盟をEUは認めないだろうと予測しているからです。
一昨年末のセルビアの加盟候補国決定はいったん保留された後しばらく経って認められました。EU内にセルビアを入れたくない意思があると推測されますしその要因はコソヴォにあると考えるのが妥当に思われます。
遅延後しばらくして認めたのはベオグラードにコソヴォを認めればEUに入れてもよいというシグナルだったのではないでしょうか。
セルビア国民はEUに幻滅しつつ希望を手放したくないというジレンマに悩まされているようですが、ニコリッチとSNSを選んだ時点である程度見切りはつけていると思います。
プロフィール

crnaoluja

Author:crnaoluja
こんにちは。
東欧地域の戦略環境分析が専門のシンクタンクで研究員をしておりますチェコ出身のエリシュカ・マジャーコヴァーと申します。

ネクロマンサーのすぴか、その一味のミルチャ・アントネスクとともに東欧情勢について御説明していきたいと思います。

ハンガリー以北(V4)+バルト三国は私、南東欧がミルチャ、地政学・戦略論など理論面はすぴかが担当致します。

文責は @crnaoluja (twitter)

ミルチャのアイコン絵はあんねこ先生より頂きました。
http://a-n-neko.tumblr.com/

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