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セルビア、組閣の問題

anica1


Picka ti materina!

アーニツァだ。


今回は手短にセルビア大統領選後の当面の課題について書いておく。

組閣だ。

5月6日の議会選挙結果は全議席(250議席)のうちニコリッチのセルビア進歩党(SNS)が73議席、タデイッチ(DS)の民主党が67議席だ。

キャスティングボードを握る立場にいるのがイヴィツァ・ダチッチのセルビア社会党(SPS)、およびそれと連合している他2党をあわせた44議席だ。

選挙結果の記事

彼らは議会選挙後タデイッチのDSとの間で連立の約定をしたが、それはタディッチが大統領に当選するとの条件つきなので、決選投票でこの結果が出た後では情勢が不透明になっている。

ダチッチは去年夏以降タディッチ政権がコソヴォでにっちもさっちに行かなくなってからタディッチと距離多く言動が顕著になった(ちなみに彼は内相だった)。

そこにこの約定。どうも彼には日和見主義の要素があるように思える。

ちなみにこの「セルビア社会党」とはユーゴ共産主義者同盟が名称を変えたもの、つまりミロシェヴィッチに率いられクロアチア・ボスニア内戦とコソヴォ紛争で戦争指導の地位にあった党だ。

このためクロアチアとボスニア連邦(ボスニアのボシュニャク人・クロアチア人側)からは受けが悪い。


しかし、実を言うと問題はこれだけで片付かない。

組閣をするには少なくとも126程度の議席が必要なのだ。

なので厳密に言うとキャスティングボードを握っているのはSPSだけでなくセルビア民主党(SDS)など他の政党も視野に入れないといけない。

ダチッチ自身が「これから事態は複雑になる」と述べている。

そういえばダチッチって生まれがプリズレン、つまりコソヴォのセルビア人なんだよなぁ。


それでは今日はここまでだ。

Laku noc i Do vidjenja!

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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

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Author:crnaoluja
こんにちは。
東欧地域の戦略環境分析が専門のシンクタンクで研究員をしておりますチェコ出身のエリシュカ・マジャーコヴァーと申します。

ネクロマンサーのすぴか、その一味のミルチャ・アントネスクとともに東欧情勢について御説明していきたいと思います。

ハンガリー以北(V4)+バルト三国は私、南東欧がミルチャ、地政学・戦略論など理論面はすぴかが担当致します。

文責は @crnaoluja (twitter)

ミルチャのアイコン絵はあんねこ先生より頂きました。
http://a-n-neko.tumblr.com/

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