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スコピエに騎馬像立つ

anica2

Picka ti materina!

アーニツァだ!

うーむ…

私は特にナショナリズムが悪いものだとは思っていないし、それに第二次大戦後に旧ユーゴスラヴィアにて名前がつけられるまで名前の無かった民族であるような彼らのこうした行為はいじらしいものであるとは思っている。

今、マケドニアの首都スコピエでは、2014年の完成に向けた、スコピエのリニューアルである「スコピエ2014」事業が進んでいる。

どんなものが出来るのかは、下の動画を見てもらいたい。

スコピエ2014でこう変わる。

驚いたのは、アレクサンドロスやユスティニアヌスだけでなく、サムイルなどブルガリアの歴史的著名人の像が建立されるということだ。

現在のマケドニア共和国の領域に関わった著名人はほとんどが登場するらしい。

ちなみに何故サムイルなのかというと、第一次ブルガリア帝国の終期、971年に現在のブルガリア東部にあった首都プレスラフと皇帝ボリス2世をビザンツ帝国に獲られ、帝国の東半分をビザンツ帝国に奪われる事態になった。

その際帝国の西半、つまり現在のマケドニア共和国の領域の地方統治官がブルガリアの独立を維持した。

しかしサムイルのとき、ビザンツ皇帝でブルガロクトノス(ブルガリア人殺し)と呼ばれたバシレイオス2世が攻撃、サムイルはバシレイオスの残虐行為を目の当たりにしてショック死、そして四年後第一次ブルガリア帝国が滅亡するという事態になった。

マケドニアでは、このときの残存ブルガリアに自らのアイデンティティーを求める考えたかもあるそうだ。

しかし、このスコピエ2014ではブルガリアの敵であったビザンツの著名人の像も建立される予定である。

ここまで来ると逆にマケドニア人のアイデンティティーの不安定さを思わずにはいられない。




さて、例の騎馬像だが、

マケドニア政府自体は、この騎馬兵を「ただの騎馬兵」だと主張している。

だがギリシア政府はこれをアレクサンドロスであると主張して譲らない。

マケドニア国民は、素直にこれをアレクサンドロスと受け止めている。

下の記事の動画を見て欲しい。


Macedonians Weep As Alexander Rises Over Skopje

ちなみに市民達が振っているのは「初代」マケドニア国旗。

旧ユーゴから独立後この国旗を制定したが、

古代マケドニア王国の紋章「ヴェルギナの星」を使用したということで、ギリシア政府からこの国旗の使用を「禁止」され、のちにマケドニア政府は国旗を変更している。


こうした行為は他国がいちゃもんをつけるものではないと基本的には思うのだが、

「ギリシア問題」でギリシア国内が騒ぎになっている中、イヤな予感しかしないのだ。

この記事によれば、ステファン・フューレEU拡大担当委員は次のように述べたという。

「もしあなたに隣人が居り…二人の間に問題があって…それを真摯に解決しようとしているとしたら、あなたは隣人が「挑発的」と思うようなことは避けるべきではないかと、私は思います」



何度も言うが、人の国が国内でやっていることにケチをつけるのは気に入らないことではある。

独立してからこのかたイチャモンしかつけてこなかったギリシアに対する感情も理解できる。

だが、今は冷静に状況を見極めるときではないかと思うのである。


それでは、Laku noc, i Do vidjenja!
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crnaoluja

Author:crnaoluja
こんにちは。
東欧地域の戦略環境分析が専門のシンクタンクで研究員をしておりますチェコ出身のエリシュカ・マジャーコヴァーと申します。

ネクロマンサーのすぴか、その一味のミルチャ・アントネスクとともに東欧情勢について御説明していきたいと思います。

ハンガリー以北(V4)+バルト三国は私、南東欧がミルチャ、地政学・戦略論など理論面はすぴかが担当致します。

文責は @crnaoluja (twitter)

ミルチャのアイコン絵はあんねこ先生より頂きました。
http://a-n-neko.tumblr.com/

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