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ロシアの対トルコ戦略、地政学的観点から

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Dobry vecer!

エリシュカです。


今回はロシアの対トルコ戦略を、南東欧に関係した地政学的視点から書いてみたいと思います。


ISISの資金源「疑惑」などロシアのトルコ叩きは自己の行為の正当化を逸脱して西側からのトルコの切り離しと捉えないと理解できない規模になっていますが仮に切り離せたとしてその後どうしたいのかですね。地政学的にトルコが影響下に入れば露にとっていろいろ好都合なのはわかります。

問題はそのための段取りをどうするかですね。とりあえず上海協力機構の正規メンバーにはするのではないでしょうか。ただ押さえおかねばならないのは、そうしたことは今回の事件の前の露土関係が良好だった時期にトルコ側から意思表示がなされていたことであり、わざわざそのためにロシアが今回の件を作りだしたということではないということです。

まあ今回の件は露側がトルコに対する何らかの陰謀的な思惑で引き起こしたとは考えにくいですし、この件が起きてしまった以上逆に利用してやれという思惑でトルコを丸ごと影響下に置いてしまう方向でいろいろ進めてるのでしょう。

撃墜事件が起こった当初ひたすらトルコはやってないとロシア側が言い張ってたあたり見るだけでもロシア側が何らかの意図であの事件を引き起こしたとは考えにくい。

とりあえずトルコを取れれば南コーカサス諸国への露の影響力は一気に高まるでしょうね。中央アジア・アゼルバイジャンからのパイプラインの行き先のトルコを取られれば西側からのこれら地域のアクセスが大幅にカットされ西側にとっての地政学的な魅力が失われます。


まあロシアの思惑通りにすべてが進んだらの話ですが。


この記事ですが、トルコたたきはロシアによる中央アジア諸国の欧州方面への出口つぶしだという認識もあるのでしょうか。
http://www.reuters.com/article/us-mideast-crisis-russia-kazakhstan-idUSKBN0TM15020151203#e0FE1iFRqElDx810.97

米国はNATOのリーダーとしてトルコ支持のスタンスは変わりませんが、ロシア・トルコ関係悪化のエスカレートは望まない方針です。
http://www.reuters.com/article/us-syria-crisis-usa-turkey-idUSKBN0TO01T20151205?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=twitter

この記事の行動もボスポラスその他で不測の事態が起きないためのコントロールの意味合いが強いと思われます。
http://www.eurasianet.org/node/76436


今日はこんなところでしょうか。

それでは、Na shledanou!

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crnaoluja

Author:crnaoluja
こんにちは。
東欧地域の戦略環境分析が専門のシンクタンクで研究員をしておりますチェコ出身のエリシュカ・マジャーコヴァーと申します。

ネクロマンサーのすぴか、その一味のミルチャ・アントネスクとともに東欧情勢について御説明していきたいと思います。

ハンガリー以北(V4)+バルト三国は私、南東欧がミルチャ、地政学・戦略論など理論面はすぴかが担当致します。

文責は @crnaoluja (twitter)

ミルチャのアイコン絵はあんねこ先生より頂きました。
http://a-n-neko.tumblr.com/

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